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日 光 男 体 山   2486m 2016/10/7


午後の陽ざしに輝く中禅寺湖、右奥の高い山は皇海山


コース&タイム;
往路交通;大船5:09=東京6:04=(東北新幹線やまびこ号)=宇都宮6:59=7:45JR日光
JR日光7:52=(東武バス)=8:50二荒山神社前(神社で入山手続き)

登山口9:00~11:00六合目11:10~12:10八合目12:20~13:10山頂
山頂13:40~15:00六合目15:10~16:20二荒山神社前バス停
所要時間;7時間20分


復路交通;バス停16:32=(東武バス)=JR日光駅17:35=宇都宮
宇都宮18:36=(やまびこ号)=大宮19:12=(湘南新宿ライン快速)=20:35大船

日光男体山は体力勝負の山、本年7月に挑戦した際は五合目で敗退となりました。(下段参照)
天候不順が続くこの秋、秋晴れ予報の日を狙い打ちし、今回は山頂を踏むことができました。
リベンジ相成ったなどと自慢できる内容でなく、バテバテでやっと下山しました。
日光男体山の登山道は楽しいものではないです。たとえ山頂の展望はすばらしくとも。
大岩転石ゴロゴロの急傾斜ルートをひたすら登る高低差1200m、苦しい苦しい4時間。下山時は足の踏ん張りなく危ないです。
往復新幹線利用で8時間、山中7時間半、ドアツードア所要時間合計は16時間越え。我が家からの日帰り登山は無理筋の山でした。



東海道~東北新幹線~日光線と乗継ぎよくJR日光駅着。それでも我が家を出ておよそ3時間経過した。
バス乗り場には既に列ができていた。バスはJR側が始発である。座席を確保するにはこちらで並ぶ方が断然有利。 ましてや紅葉の時期は東武日光側バス停に並んでしまうとバスに乗りきれない場合さえある。
東武の快速電車は最も早い便でも日光着が8時半頃となり、バスが渋滞に巻き込まれる可能性がでてくる。観光シーズン中のバス便は早いに越したことはない。
明峰高校生徒の通学と重なってバスは超過密、地域がらアイスホッケーが盛んな高校である。
その生徒たちが降りても座りきれない客が結構いた。パス券を持ち旅慣れた風情の外人も多い。
沿道に古川電工の大きな工場があり、職員は専用のバスで通勤しているようだ。日光は世界遺産の町だが、古川電工の企業城下町でもある。
私の日光訪問は小学校の修学旅行に始まり今回が七度目となる。

男体山は二荒山神社のご神体、鳥居を潜って山に入ります

バスは中禅寺温泉で数分時間調整し、定刻に二荒山神社前(男体山登山口)に到着。外人を含めて5~6人下車。
入山受付所の先客は欧州系の若者で、係りの神職が慣れた様子で日本語的英語(あるいは英語的日本語)で説明し、若者は盛んに頷いていた。 1000円札を渡し500円玉の釣銭と登山安全の守り札を貰っていたので意思疎通に特段問題はなさそうである。
鳥居の前で山に向かい二拍手一礼し、入山す。

四合目からはゴロゴロ岩の道、特に六合目~八合目は鎖場一歩手前の急傾斜が連続する

急な石段を登り数分で遥拝所がある。ここが一合目。登山は無理な氏子信者はここでご神体の山頂に向かってお参りし、巡礼を果たす。
幹をネットで巻いて鹿の食害から防いでいる針葉樹の山腹を道は直線的に登って行く。勾配はそれほど急でもない。
所々で雨水が走り道が抉れて歩きにくい個所がある。 本来のルートを避けて、その脇を登山者多数が踏むために新たにジグザグ道ができつつあった。
二合目は気付かぬうちに通過し、林道との出会いが三合目、そこから四合目までは緩いS字カーブの車道歩き。 この間に息を整えて、コンクリート製の鳥居を潜り、いよいよ大岩小岩ゴロゴロの男体山本来の急な登山道となった。

紅葉は標高1800mくらいで色づき始めていた

四合目から先は広葉樹が増えようやく色づき始めた頃合い。
五合目の標高はおよそ1800m、登山口の中禅寺湖は1270m、530m登ってきた計算。前回リタイアした場所がここ五合目。今回はここまで割合スムースに来た。
五合目には避難小屋があるが使用する気にはなれない作業小屋の様相。この他にも四合・六合・八合目にそれぞれ避難小屋があるが、どこも似たようなもので残材が散乱し、使用には堪えない。

八合目を過ぎ視界が開けホットする場所あり、その後スコリアのザレ場をジグザグと登る

五合目~六合目間は道がジグザグに切られ傾斜が緩み登り易い。
六合目~八合目は男体山登山のクライマックスとも云うべきゴロゴロ岩の急登が連続し、登山者誰もが音を上げる区間。今回も敗退か?と、私も弱気になりました。
何人もの登山者に抜かれてしまう。青年・壮年が多く、シニア登山者はあまり見かけない。登山口に無料の駐車場があるので自家用車利用のハイカーが多いのだろう。
八合目を過ぎ暫くすると疎林となり傾斜が緩む。シラビソなどの低木樹がまばらで視界が広がり山頂に向けて新たな力が湧く。
足元は火山礫や火山灰などが堆積したスコリアでズルッとすべり歩きにくい。
山頂まであと少し、と頑張るも結構長い。

山頂三角点は2484m、絶頂はさらに少し上で大きな剱が据えられている

男体山はコニーデ火山の典型で、関東平野から眺めると周囲の山々よりも一段高い台形で目立つ存在である。
古来修験者などによって登頂が試みられた思われるが、開山したのは天平末期から平安初期にかけて日光開山の祖として名高い勝道上人である。
当時いろは坂のルートはなく、鹿沼の古峰神社から尾根伝いに地蔵岳~細尾峠~茶の木平を経て中禅寺湖畔に降り立った。到達した者は誰もが圧倒的な景色に息をのんだことだろう。
このコースは禅頂行者道(ゼンチョウギョウジャミチ)と云われ、その後山岳修験の行者達が行き交った山岳古道である。
山頂は台形の上辺に当たり東西に細長く、奥の宮を始めとした建造物が多い。2486mの最高点にはピカピカの太刀が据えられている。
以下山頂からの展望を4枚掲載す。

左に大真名子山、その右奥に女峰山。こちらが裏参道で鞍部の志津峠まで車のアプローチ可。

日光連山の長男~太郎山、日光連山は男体・女峰・太郎・大真名子・小真名子の五人家族です。

中央に北関東最高峰の白根山2577m、麓は戦場ヶ原

やや左奥に尾瀬の燧ケ岳、特色ある山容です。右の平らな山は帝釈山~田代山。

帰路は調べておいたバスの中で一番遅い便にどうにか間に合い、夕方の帰宅ラッシュと重なって10分遅れてJR日光着。 日光線の電車は発車間際、ところが自動改札を通した私のキップが飲み込まれて出てこない。赤いランプが点滅してブザーが鳴る。 この電車をあきらめた時に女性駅員が飛んできて、キップを機械から取り出してくれた。この間電車の発車を止めて。私は無事に乗車できて感謝です。 次の発車は45分後なので。
宇都宮から乗車した【やまびこ号】の自由席は通勤電車並みの大混雑、もともと大宮で降りる予定で正解でした。 大宮からは新宿湘南ラインの快速を捕まえて座ることができ、新幹線で東京まで乗るのと大差ない時間に大船に着きました。

2016/10/ 掲載





日光男体山敗退 2016/7/28


コース&タイム;
東武日光駅8:40=バス=二荒山神社前9:35~9:45神社鳥居登山口
登山口9:45~三合目10:30~11:30五合目11:45~登山口12:55~13:15中禅寺温泉13:25=バス=14:05JR日光駅
所要時間;3時間半


大船のわが家から新幹線を利用しないで日光へ行く最速ルートは、大船~(上野東京ライン)~上野~(常磐線)~北千住~(東武線快速)~日光、と乗り継ぎます。
このルートで東武朝一の快速電車~日光・鬼怒川温泉行きを捕まえることが可能です。東武日光着はおよそ8時半。
湯本行きバスはこの日もほぼ満席で大半はハイカー、中国語・韓国語が車内を飛び交います。
この日男体山登山口で降りた登山者は少なく5人ほど、大半は戦場ヶ原方面へ向かいました。

男体山は二荒山神社のご神体で山頂は神社境内であるため、入山料(参拝料)500円を支払って二荒山神社中宮の鳥居を潜り登山開始。
山容は富士山と同じコニーデで円錐形。その山腹を直登するように登山道は切られている。ジグザグに切られていれば大分楽なのだが、そこは修行の山、苦行を強いられる。
1,200m/6,000mの急勾配、登り切るには高馬力が必要です。 3合目から4合目は林道歩きで一息つけるが、その先は大岩・転石ゴロゴロの急傾斜を息つく暇なく登り一方、私はガスで視界が利かないことを言い訳に五合目であきらめました。

2016.08.04 掲載

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