足 柄 矢 倉 岳  870m 1999/01/29

 
山頂から西丹沢を望む


コース;大雄山駅前(関本)=バス=矢倉沢~山頂~万葉公園分岐~二十一世紀の森~洒水の滝~御殿場線山北駅
歩行時間;4時間半
所要時間;6時間



○矢倉岳はお椀を伏せた形で箱根の金時山の北側に聳え、標高の割には目立つ山である。交通の便が良く簡単に登れ、山頂の展望が良いので人気が高い。

○金時山と矢倉岳との鞍部が足柄峠で、古道が通じ関所があった場所である。峠の北側には万葉公園がある。

○大雄山駅前から地蔵堂行きバスに乗り15分、矢倉沢で下車し小さな橋を渡って山里を抜け、標識に従い登山道へ。山頂まで緩やかだが展望の無い登りの連続で90分ほどである。

○今回は長いコースを紹介したが、万葉公園に駐車して山頂を往復する最も短いコースでは、歩行時間は2時間ほどである。バス利用の場合は、地蔵堂へ下れば楽である。

○本コースは、変化に富んだものとなり、「日本の滝百選」、その水は「全国名水百選」に選ばれている“洒水の滝”に立ち寄ることができる。その代わりに、山北駅までの車道歩きが長い。 たっぷり30分以上かかる。バスは本数が少ない。

○途中特に迷い易いヶ所や危険ヶ所はないが、二十一世紀の森から入り口へ下ってしまわないよう注意する。その場合は矢倉沢方面へ戻ってしまう。トイレは二十一世紀の森にある。水場は滝までない。



2010.10.06 ご近所おじさん3名で行ってきました。
この時期サシバ(渡りをするタカの一種)が矢倉岳の上昇気流に乗って大挙して大空に舞い、一旦愛知県の伊良子に集結してインドシナ方面へ渡る習性とのこと。 サシバ追っかけの人々が大望遠レンズを三脚に据えて、山頂から二十一世紀の森にかけて点々と待ち構えておりました。 特に山頂は大賑わいで、何も知らない我々は、ドラマかドキュメントか何かの撮影隊かと訝ったものでした。 我々が山頂に着いてしばらくすると、四羽のサシバが天高く出現し、サシバ追っかけ隊は一斉に大望遠レンズを上空に向けて真剣そのものの表情です。 我々はサシバよりもその追っかけ隊の方を唖然としながら眺めていたのでした。
その日の予定は洒水の滝へ下る予定でしたが、数週間前の豪雨で道が寸断されていて断念し、二一世紀の森森林館でタクシーを呼び、山北駅へ出ることにいたしました。 タクシードライバーの話によると、マスコミでも大きく報道されたこの豪雨によって山北地方の山は荒れてしまい、登山道の確認が終わるまで各山で入山禁止とされたとのことです。 お出かけの節は事前にご確認ください。
2010.10.11 追記

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