HOME コース&タイム; 京急長沢駅9:15~10:00三浦富士10:10~10:35砲台山(最高点204m)10:40~11:00武山11:20~12:15津久井浜駅 所要時間;3時間 、 歩行時間;2時間25分 我が家から登山口へのアクセスが良い手軽なコースとして以前から知っておりましたが、歩くのは初めてです。 登山が体力的に難しい年齢になった時の為に温存しておいたという訳です。もう十分高齢になりましたので新年の歩き始めに選んだということです。 登山起点の長沢駅前広場では20~30人の団体ハイカーが支度中でした。 ハイキングコースは本コース以外になく、巻き込まれたらたまりません、急いで出発。 グリーンハイツ11-3号棟手前の階段を上り山道に入ります。児童公園の先です。 コース入り口から少し奥まった場所に平和母子像が建立されています。 この像は40年前に横浜市青葉区に墜落した米軍戦闘機の事故で犠牲になった親子を慰霊し、事故が繰り返されないことを願ったものです。 また当時の当局の対応を批判する碑文が添えられています。 かつて私が勤務していた建設会社の工事現場が墜落現場の隣接地にあり、会社の同僚の方々がまっ先に救助に向かったこと、 そして当時の凄まじい様子を直接聞き及んでいます。私にとっても忘れることのできない事故なのでした。 慰霊像が港の見える丘公園内に建てられたことは報道で知っていましたが、こちらにもあることは知りませんでした。丁寧にお参りして行きます。 登山道を緩やかに登り、最初のピーク三浦富士直下はやや急坂となります。標高は183m、汗をかく間もないうちに到着。 狭い山頂ですがそこは富士、ちゃんと浅間神社が鎮座しておりました。南側(三浦側)が開けています。 次に砲台山へ向かいます。昭和初期に砲台が造られたことからこの名が一般的ですが、大塚山というのが本来の山名です。 小さなアップダウンを2~3回繰り返し、梢の間から立派な建物群のYRP(横須賀リサーチパーク)が垣間見えます。プチ縦走気分ですね。 砲台山手前に展望台があります。三浦海岸が眼下に、遠く房総半島が島影のように霞んで見えます。 砲台山はメインルートから右に外れますが僅かな距離なので立ち寄ります。海上保安庁のパラボラアンテナが立っていて遠くからでも分かります。 立ち寄っては見たもののあまり面白い場所ではありません。 砲台台座跡も大した規模ではありません、あれは高射砲用の台座ですね、360度回転できる円形全方位台座なので。 東京湾に侵入してきた対艦船用砲台なら、20~30kmもの射程を持つ直径20cm以上のカノン砲を支える台座が必要、 そんな規模ではとてもないです、この点勘違いした記事もあるようです。 砲台山を後に武山へ向かいます。一旦下り登り返して山頂です。なかなか広い山頂で、ツツジの園地ですが人工物も多いですね。車道が通じていますから。 そもそも山頂一帯は武山不動の境内なのです。でも開放的です。トイレ設備もあります。 毎年1月28日の「初不動」の日に本尊の不動明王が御開帳され、参道にはたくさんの露店が立ち並び、大勢の参拝者で賑わうようです。 そしてなにより展望台からの景色が素晴らしい、その展望台デッキの下が休憩所になっていてテーブルが3~4台、風雨がしのげます。ハイカーが歓迎されていますね。 津久井浜への下山は下り一方、200mの標高からは一気に、そして簡単に平地に降りてしまいました。若干の物足りなさを残し。 山を下りて津久井浜へ向かう周囲はのどかな風景、三浦半島南寄りの台地には広大な畑が広がります。 スイカ・三浦ダイコンなどは名物ですね。津久井浜はイチゴのハウス栽培が多く観光客用のいちご狩りに供されております。 道すがら駐車場が完備された四季折々の観光農園もありました。 |