コース 箱根登山鉄道大平台駅~湯坂道~浅間山~鷹ノ巣山834m~飛竜ノ滝~畑宿~旧街道~甘酒茶屋=バス=湯元 歩行時間;4時間 所要時間;5時間半 ○湯坂道は東海道五十三次が整備される江戸期以前の鎌倉古道で、今ではハイキングコースとして人気が有り、下りコースがよく歩かれている。今回私のプランは上りコースなので、箱根登山鉄道の大平台駅から枝道を利用し、行程を少々縮めることにした。 ○駅前の国道を少し上がり、標識に従い左折する。枝道は山腹の急傾斜にトレースされているが、ジグザグに切られているので道の傾斜はそれほど急ではない ○小さな社の少し先で湯坂道と合流する。この路は登山道としては道幅が広く、ゆったりとした趣がある。周囲の樹林も美しい。 ○歩き始めて1時間15分で浅間山(センゲンヤマ)に着いた。開けた山頂はテーブルが設置され、休憩に適した場所である。たくさんのハイカーが早めの昼食を取っていた。 ○浅間山から少し下り、急坂を登り返して鷹ノ巣山へ着く。小田原北条氏の出城があった場所とされている。ここも展望は悪くはないが、浅間山の方が優れている。 ○鷹ノ巣山から緩やかに下り、国道のバス停‘湯坂道入り口’に出る。この間はシャクナゲが群生し、花の季節の素晴らしさが想像された。ここから滝見坂と呼ばれる山道を下る。飛竜ノ滝までは高低差約300mを一気に下る急坂である。飛竜ノ滝は箱根一の規模とあるが、水量が少ないので豪快というほどではない。 ○畑宿までさらに高低差約150m下る。傾斜は緩くなる。畑宿から先はバス道路と旧街道が錯綜し、箱根新道もすぐ近くを通るので、車の騒音が耳についてあまり良い印象は受けなかった。 甘酒茶屋はバス通りに面し、知名度を利用した観光客目当ての商売気丸出しの休憩所兼土産屋である。すっかり印象を悪くした私は芦ノ湖まで足を延ばす気がそがれてしまい、バスで湯元へ下ってしまった。 |