1、大船駅~六国見山~天園~横浜市民の森~いたち川~本郷台駅


大船駅を起点に、六国見山147mに登り、有名な鎌倉アルプスを経て、尾根伝いに相武隧道の上部を渡って横浜市に入り、横浜市の最高点~大丸山で休憩し、瀬上市民の森を抜けて、いたち川プロムナード経由で本郷台駅に至る、16kmのロングコース。

  
東京湾の眺望が良い大丸山山頂               木々が美しい瀬上池


大 船 駅
○大船駅の東口を降り、藤沢方向にやや進んだモノレール軌道が交差する1本手前のバス道路を左折する。左に三菱電機の工場をやり過ごして3分、左側を注意していると、常楽寺参道入り口がある。

○バス通り入り口より100m奥に茅葺の風格ある山門が建つ。常楽寺は、鎌倉幕府三代執権北条泰時が創建し、鎌倉五山第一位の建長寺を開山した高僧蘭渓道隆がその前に住職を務めていた臨済宗の古刹。 本尊は薬師如来像、境内には大銀杏の木が茂り、観光コースの騒々しい寺社とは異なり、落ち着いた趣が漂っている。

○鎌倉街道の常楽寺信号を横断し、狭い車道の突き当たりは左右どちらも選べるが、ここでは右折し左側を注意しているとすぐに六国見山の指導標柱があるので、それに従い左折し、小公園を過ぎ路地のような山道を登ると、高野の住宅街に出る。 左に大船高校を見下ろしながら高台に行くと、右手に上る急階段があり、登山指導標柱が設置されている。

○山頂付近一帯は育った桜の木が多く、古墳のように盛り上がった一段高い狭い場所が山頂で、浅間大神の石碑がある。藤沢方向から材木座にかけて180度の展望が得られるものの、山名である六国(伊豆、相模、武蔵、安房、上総、下総)が見渡せるほどの眺望は得られない。

○山頂より稚児墓の方向へ下山する。わけなく今泉の住宅地へ下ってしまうので、歩行者通路を住宅の合間を縫うように谷底へ急降下し、車道と合流後明月院の手前、急斜面の舗装路を左折する。手を突きそうな急傾斜である。登りきった左奥の民家脇が鎌倉アルプス裏道の入り口である。 民家の軒先なので静かに通り過ぎたい。上り下りを2度ほど経て、建長寺半僧坊からの道と合流する。ここは勝上嶽と呼ばれ、海側の眺めが良い。
この先天園(大平山159m)まではお馴染みのコース、ハイカーも急に増える。

○ゴルフ場クラブハウス裏手一帯は開けた場所。休憩によい。
天園手前、ゴルフ場4番ティーグランド裏側にトイレの設備がある。水もある。
天園の上の茶屋の裏側、あるいは下の茶屋の上を巻くように裏手へ行く。瑞泉寺方向に引かれやすいので注意する。壮大な横浜霊園を眼下に、相武隧道上部を通過し、市境広場に出ればそこはもう横浜市上郷自然観察の森の一角である。

○この先は県道原宿六浦線への降り口が数多くあるので、疲れたら適当な場所から大船行(金沢八景)のバスを利用できる。

○尾根沿いに進み、途中関谷奥見晴台に立ち寄る。東京湾側の見晴らしが良い。その先大丸山は横浜市最高点167m、土地所有者の京急電鉄によって山頂は整備され、ここも東京湾の見晴らしが良い。
2012年大丸山山頂からひょうたん池へ下るルートが整備されました、2017年この辺り一帯は圏央道関連の工事で著しく制限されております

○いっしんどう広場、あるいはその手前から瀬上池に降りる。この池は溜め池で、バスなどの魚も住みついているが、なかなか釣れないようである。 ホタルが住む瀬上沢に沿った小道を下り、港南台方面へのバイパス道路の下をくぐった辺りで県道原宿六浦線を横断し、いたち川に出るとよい。疲れたら本郷車庫前バス停から、大船・港南台行きが頻繁に出ている。

○いたち川プロムナードは両岸ともによく整備されている。途中、中州の道も良い。 平坦な歩行者自転車専用道をのんびりと本郷台駅へ歩く。
 15分 15分
常 楽 寺
 30分 45分
六 国 見 山
 20分1時間5分
明月院登山口
 25分1時間30分
勝上嶽
 30分2時間00分
天  園
 30分2時間30分
大丸山
 20分2時間50分
瀬 上 池
 20分3時間10分
いたち川尾月橋
 50分4時間00分
本郷台駅

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