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富 士 山 (9合目敗退) 2010.09.013


八合目付近から伊豆方面を見下ろす


コース&タイム;
大船自宅3:00=厚木I.C=御殿場I.C=5:40富士宮登山口P
富士宮登山口6:00~8:00七合目8:20~9:10八合目9:30~10:10九合目10:20~12:00富士宮登山口


富士山人気の大混雑を避けて、閉山後の9月中旬に富士宮登山口から単独で挑戦いたしました。
その日は吹き飛ばされそうな強風と寒さ、おまけに山頂はガスに覆われていましたので私は9合目で敗退とあいなりました。 3410m地点でした。あと少しなのに、とお思いでしょうが、この先最後の一合が最も辛い区間であることを私は百も承知しておりました。
横風によろけながらの登山は大変疲れました。それでも中腹までは雲が切れていて、3000mを越える高所から見下ろす雲と雄大な景色にしばし見とれ、満足感に浸ることができました。
9月中旬ともなり、平日の登山者はポツリポツリと疎らでしたが、途中でさっさとあきらめて下山する賢明なパーティは少数派で、ガスが渦巻く9合目からも、 烈風に逆らい、うつむきながら、重い足取りで、黙々と、山頂目指す登山者がほとんどでした。
登山者の約半数は若者、山ガールズも何組か、そして外人さんも混ざり、富士山人気は根強いようでした。
私は3度目の富士山で、山頂の一角は以前に踏んでおりますが、未だに最高点(剣ヶ峰)3776m地点には到達していないのでした。

山頂へ向かう登山者たち

富士宮コースは富士登山の最短コースですが、その分傾斜が急です。登山道の全行程が砂礫のザレ場で荒れ気味でした。また、上り下り共用登山道のため混雑時にはすれ違いに手間取る場所があります。
駐車スペースは500台ほどありますが、それでもシーズンには入りきれない車で溢れるようです。
当日開いていた山小屋は新六合目の一軒だけでした。新六合目は宝永山へのハイキングルートの分岐点となっていて、手軽で展望の良いコースのようなので遅くまで営業しているのかもしれません。 トイレを利用できる場所はここが最後です。また登山口駐車場の少し上にも公共のトイレがあります。
下山者に山頂の様子を聞くと、山頂の小屋も全て閉じられていて、冷たい烈風から逃げる場所がなく、また視界が無いこともあり、休憩もせずに皆早々に退散していったようです。

私が以前に登ったコースはスバルライン五合目からのもので、八合目の小屋で仮泊して山頂を踏みましたが、その際の山小屋の混雑は不愉快極まりないもので、富士山の山小屋は二度と利用する気になりません。
そこで再挑戦するとするならば、気象条件の良い日を選んでの、今回の閉山後早朝発日帰りプランが、私にとっては最適のように思えました。


登山口付近から山頂方向を見上げる

2010/09/28掲載

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