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清里高原 川俣川東沢渓谷 20012 8月17日


清里観光振興会ホームページより


18きっぷ利用の日帰りハイキングです。
美しの森~天女山コースと今回東沢コースとの選択に迷いましたが、山側は厚い雲に覆われていたので、美しの森展望台に立ち寄り、その後東沢渓谷を歩くことにした。
美しの森展望台は観光案内所や売店のある駐車場から、上り15分・下り10分ほどの僅かな距離で、木道を歩く。晴れていれば八ヶ岳をはじめ大展望とのことだが、当日は奥秩父方面が見渡せただけだった。
山頂売店の2階が展望台で、売店ではジャージ牛のソフトクリームがよく売れていて、安くて美味しい。
駐車場から再びピクニックバスで東沢大橋へ向かった。僅かに一駅区間だが距離は結構ある。
赤い大橋を渡った地点が東沢渓谷への降り口だが、当日は崩落のために通行が禁止されていて、その先の八ヶ岳牧場の遊歩道を迂回する。そのほかにもう一ヶ所通行禁止区間があって、やはり牧場側を迂回する。 この間の昇降は本来のコースでないこともあるのだろう、急ですべりやすい道だった。とは云え、本来コースを外れて雄大な牧場内を歩くのも変化に富んで楽しいものだった。
東沢大橋バス停から吐竜の滝入口バス停まで2時間半程度の行程だが、アップダウンが結構あって、険しい部分もあり、観光客が入れるのは下流側の駐車場から吐竜の滝までです。そこから上流は準備のない者が安易に立ち入ることは危険だ。
ただし、清泉寮から渓谷を周回する遊歩道は気軽ないでたちのハイカーも数多く見受けられ、比較的整備されているようだった。
清里高原内の移動はレトロ調のピクニックバスが便利で、1日券が600円。結構人気があって当日は混んでいた。

コース&タイム;
清里駅10:00=バス=10:10美し森~10:25展望台10:40~10:50美し森11:00=バス=11:05東沢大橋
東沢大橋11:05~八ヶ岳牧場下降点11:20~東沢へ下る~(休憩10分)~12:40吐竜の滝
吐竜の滝13:00~13:20吐竜の滝入口バス停13:45~駆ける~14:00清里駅14:01=小海線



東沢渓流

コースは左岸右岸を危うい橋で何度か渡り返し、深い渓谷を登り降りしながら進む。
たどり着いた吐竜の滝は急に開けて、そこはもう観光地、観光客が流れに足を浸けたりして涼んでいた。
駐車場から吐竜の滝入口バス停まで車道を歩き、一人バスを利用しようと待っていたところ、定刻を過ぎても一向にやって来ない。 本数の少ない小海線に間に合うか危惧を覚えた私はバスを見限って駈け出してしまった。だが数百メートル行った先でバスは私を追い越して行った。乗客があざ笑うかのように私を見ていた。ドライバーはバックミラーで私を見て、スピードを落とした。 今朝乗ったバスと同じドライバーのようだった。私は合図しようと思ったが何故かはばかられて、駆け続けてしまった。
なまじ2~3km位なら普段からジョギングしている距離ということがアダとなった。おとなしくバスを待っていればよかったのだ。駅までの道は昇り勾配だった。 列車発車時刻1分前にホームに駆け込んだ私だが、列車を待つ涼しげな大勢の避暑客の中でただ一人、顔面から汗が滴たり落ち・荒い息をはずませ、場違いな浮いた存在となってしまった。
小淵沢駅の売店でビール・酒を購入した際、私の前の客が支払いにもたつき、入線していた高尾行き小淵沢始発の鈍行列車発車の合図があって大慌した。鈍行列車に乗車した客はごくわずかで、人々はもっぱら後からくるあずさ号を待つのだった。


伏流水が落ちる吐竜(ドリュウ)の滝


2012.08.31掲載

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